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ウィナップTVF
ウィナップTVFとは、特殊な構造をしたウィナップ樹脂からなる紫外線硬化型のトップコートとその関連製品(アンダーコート、バッファー、塗膜削減剤、クレンジングリキッド、抗菌剤、艶消し剤、不快害虫忌避剤、木床用着色剤、紫外線照射装置など)およびウィナップ樹脂をプラスチックフィルムに塗布した高耐久性ウィナップフィルムの総称です。
ウィナップTVFの塗膜には、以下のような特徴があります。
- ガラスのように透き通っている(透明度が高い)
- 傷が付きにくい(光沢保持性が優れている)
- 燃えにくく汚れや臭いが付きにくい(耐汚染性が優れている)
- 変色しにくい(耐候性が優れている)
- 滑り性が調整できる(最適な滑り抵抗値:C.S.Rの設定が可能)
- 光沢の復元と重ね塗りができる(塗膜のメンテナンスが可能)
- 人と環境に優しい
ウィナップの性能 Q&A
- ウィナップは燃えないと聞きましたが本当ですか?
- ウィナップは、タバコやライターの火くらいでは燃えません。
実際にあったボヤの事例では、燃えた内装材がウィナップ・メンテナンスした床面に落下しましたが床材は燃えませんでした。(ウィナップ塗膜は燃えませんが床材は燃えるため、上から見るとウィナップが焦げているように見えることがあります) - ウィナップは光沢が高いので滑りやすくありませんか?
- 滑りません。
ウィナップは床面が乾いているときも濡れているときも、すべり抵抗値(C.S.R値)が歩行に最適な範囲にあります。ですから、ウィナップ・メンテナンスをすれば、あらゆる床材が安全に歩行できる床面に変わります。 - 「UV硬化」という言葉を最近よく耳にしますが、
ウィナップは他社の「UV硬化」製品とどう違うのですか? - 多くの違いがあります。
第1に、水性のUVフロアポリッシュはウィナップだけです。
第2に、有機溶剤や重金属や環境ホルモンを使っていないのはウィナップだけです。
第3に、メンテナンスシステムが完備しているのはウィナップだけです。
第4に、100V・15Aという一般のコンセントを使って時間当たり200m²以上を硬化できるのはウィナップだけです。
第5に、塩ビ系床材だけでなく、木床やリノリュームなどもメンテナンスできるのはウィナップだけです。
つまり、ウィナップはUVフロアポリッシュですが、その他の製品はUV塗料であり、UV塗料をフロアポリッシュの用途に転用しているのです。
ウィナップと健康や環境
- ウィナップはシックハウス症候群を起こしませんか?
- ウィナップはシックハウス症候群とは無縁です。
シックハウス症候群の原因物質として、接着剤や塗料などの中に含まれているホルマリンのほかにトルエン、キシレンなどの有機溶剤が疑われています。ウィナップはホルマリンはもちろんのこと有機溶剤も一切使っていません。 - ウィナップは環境ホルモンを使っていませんか?
- ウィナップは環境ホルモンを使っておりません。
環境ホルモンとは、内分泌攪乱作用を有すると疑われる化学物質のことで、環境省のホームページで詳しく見ることができます。 - ウィナップは添加物等の規格基準に適合しているそうですが、
どんな試験に合格しているのですか? - 食品、添加物等の規格基準 第三 器具及び容器包装の規格」という試験方法があり、トップコートTとTFについてこの試験を受けました。社団法人 愛知県薬剤師会の検査施設 生活科学センターで試験していただいたもので、トップコートを塗った容器から重金属や有機物などが溶出しないことを証明するものです。
- ウィナップは臭くないのですか?
- ウィナップは臭くありません。
ウィナップは各種の合成樹脂や添加剤から成り立っています。どんな物質にもそれぞれ特有の匂いがありますから、その意味ではウィナップもわずかながら匂いがしますが、気になるような匂いではありません。 - 紫外線照射装置を使っているときに強い紫外線を浴びて危険ではありませんか?
- 危険ではありません。
作業中に浴びる紫外線量はごく微量であり、日中に屋外で浴びる(太陽光の)紫外線量に比べても無視できるほどわずかです。ウィナップの紫外線照射装置は安全第一で設計されていますから、マニュアル通りにお使いいただければ何の問題もありません。
塗料とウィナップとの違い
- 塗料はほとんどの製品が有機溶剤系である。
水性塗料も存在するが、それでもわずかに有機溶剤が含まれる。
(当然性能は落ちる) - ウィナップには有機溶剤が含まれていない。
- 施工中、施工後にウィナップは臭わない。
※水性塗料の場合でも臭いはある - 水性塗料と比較してはるかに汚れにくく、キズが付きにくい。
- 高性能有機溶剤系塗料と比較して汚れにくい。
※水性塗料ほど大きな違いはない
※素材のUV塗料(有機溶剤系)も同様に大きな違いはない。
※キズに関してはWAXほど大きな差はない。摩耗性もほぼ同等。 - 塗料の場合汚れが塗膜に入り込むので、再塗布の場合は本格的な研磨が必要になる。
- ウィナップ(木床施工の場合)は本格的な研磨の必要はなく、簡単なキズの補修後に再塗布ができる。
ウィナップTVFのコーティング剤は、人と環境への悪影響が懸念される有機溶剤・重金属・ホルムアルデヒドなどを使用しておりません。
※玄技術研究所ホームページから抜粋
ウィナップTVFには、床材に貼るフィルム状のものと、直接塗る液状のものがあります。
ウィナップフィルム(高耐久性抗菌性あり)
「清潔」「安全」「環境保護」を追求した新発想のコミュニケーションツール
有機溶剤・重金属・環境不適合物質を使わないUV硬化型ワックス(※)“ウィナップ”の核心:ウィナップ樹脂をPET基材に塗工しました。高耐久性抗菌ウィナップフィルムは“ウィナップ”が持つ「清潔」「安全」「環境保護」の機能を、貼るだけで発揮できる“貼るウィナップ”です。
“貼るウィナップ”にグラビア印刷層やインクジェット受像層を設けると、UV硬化型ワックス“ウィナップ”の機能を持った高画質メディアとなります。つまり、高耐久性抗菌ウィナップフィルムは「清潔」「安全」「環境保護」の機能と高画質フルカラー表現を両立させた、まったく新しい高画質多機能メディアでもあるのです。
高耐久性抗菌ウィナップフィルムは平滑なのでテーブルに貼っても違和感がなく、曲げてもひび割れしません。また塩ビ系床材に貼っても糊残りせず簡単に剥がせます。さらに粘着マウントフィルムを選択することにより、カーペットや凹凸のある床面にも貼ることができます。高耐久性抗菌ウィナップフィルムは、あらゆる場所で使える粘着フィルムです。
(※)UV硬化型ワックス…「光応用技術・材料事典」【(株)産業技術サービスセンター発行】334ページ『UV硬化型ワックス』の項目に記載されています。
ウィナップフィルム(WINUP・FILM) ユニ インクジェットシステム
ウィナップフィルムとは、透明なPET基材にウィナップ樹脂を特殊加工した物です。
そのウィナップフィルムの中でも一番耐久性の高い『ユニ』を使用したインクジェットシステムになります。
ウィナップフィルムの機能に『ユニ』だけの特徴を加えた、高画質フルカラー表現が可能なまったく新しい高画質多機能メディアです。
案内・広告・演出のためのプレゼンフィルムに最適です。
清潔 | 優れた抗菌性と帯電(ホコリ)防止性で清潔を保ちます。 ※抗菌性能数値は下記PDFデータの資料参照 表面は傷つきにくく、汚れや臭いの染み込みがなく変色もしません。 |
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安全 | 乾いていても濡れていても安全に歩行できます。 ※耐滑り性能(C.S.R)は下記PDFデータの資料参照 |
耐久性 | キズがつきにくく、薬品に侵されません。重歩行条件下でも光沢が低下しにくいです。 不燃性または極難燃性ですので、あらゆる場所に安心してお使いいただけます。 ※耐汚染性比較は下記PDFデータの資料参照 |
環境保全 | 塩ビや金属を使っていないので、剥離後は可燃ごみとして焼却できます。 焼却しても有毒ガスは発生しません。 |
艶消し | 艶消し(光沢値75)タイプで、デザイナーの視点も付加しました。 |
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エンボス | エンボス付きなので、耐濡れ滑り性がさらに向上。重歩行適性の向上。またエンボスの凹部に埃が沈着しても比較的容易に除去できる大きさです。 |
視認性 | 表面のウィナップ樹脂は透明度が高く、画像は背面に鏡像印刷するため、美しく見えます。 |
耐候性 | 耐候性も付与してあるので安心です。 |
用途紹介
ウィナップフィルムは様々な場面で、利用が広がっています。
イベントで<ウィナップインクジェット印刷用フィルム使用>
公共交通機関で<インクジェット印刷用フィルム使用>
エントランスで<インクジェット印刷用フィルム使用>
各施設(液状ウィナップ使用)
学生寮食堂
公共施設トイレ
福祉施設食堂
工場
液状ウィナップ施工写真<左:UV照射装置S100 右:UV照射装置W101>
開発者・玄技術研究所社長の言葉
「お掃除から世界が見える」−ウィナップTVFがめざすもの
生命の出現とともに生まれた“掃除”は、社会に不可欠な活動として進化してきました。
ですから、掃除を見れば人と社会の本当の姿がわかります。
第2次大戦後、駐留米軍がビジネスとしての清掃業(ビルメンテナンス業)を日本に導入してから、掃除の目標が「光った床」に変わりました。驚くべきことに「黒ずんで不潔でもいいから、光った床」なのです。それは、病院でも、コンビニでも、オフィスビルでも同じです。
ウィナップTVFは、日本の社会が本来の掃除を取り戻すことをめざします。
不潔な床から清潔な床への転換です。
滑りやすい床から安全な床への転換です。
ワックス廃液を川や海にたれ流す掃除から、廃液を出さない環境に優しい掃除への転換です。
ウィナップTVFは、“ウィナップ”(完全水性で重金属や有害な化学物質を使わないUV硬化型ワックス)と“高耐久性抗菌ウィナップフィルム”(貼るワックス)とのコンビネーションなので、あらゆる場所に施工できます。
ウィナップTVFは、ワックス廃液を出さないので、環境保護に貢献します。
ウィナップTVFは、汚れや臭いが染み込まないので、いつまでも清潔です。
ウィナップTVFは、乾いているときも濡れているときも、安全に歩行できます。
ウィナップTVFは、タバコの火を落としても燃えず、食品容器にも使えるほど安全です。
ウィナップTVFは、カビが生えにくく、抗菌性も付与できます。
ウィナップTVFは、『人と環境に優しく、清潔で、安全で、美しい』掃除をめざします。
ウィナップTVFの開発リーダー(山村信雄)からのメッセージ
ウィナップTVF開発リーダー
株式会社玄技術研究所社長
山村信雄
栄ビルサービスさんの河村社長と北垣部長にお会いしてまず驚いたのは、明るく前向きに取り組む意欲と熱心さです。
“高耐久性抗菌ウィナップフィルム”の貼付を事業の柱として取り組んでくださるようにお願いしたときのことですが、じっくりと私の話をお聞きになった後、矢継ぎ早に質問があり、まずはやってみようとすぐに貼付作業の段取りをされたのです。
その当時は、床の目地を埋める方法も、シリコーン塗布された床面にしっかりと密着させる方法も決まっておらず、安心施工の実現が大きな課題でした。そのため、共同で試行錯誤を続けたのですが、目地埋め方法は栄ビルサービスさんがねばり強く開発された「速乾性モルタル」がベストでした。
そうした努力と誠実な仕事ぶりにより、名古屋市交通局様をはじめ多くのお客様から絶大な信頼を得るに至り、私も安心してお任せしています。また、“高耐久性抗菌ウィナップフィルム”だけでなく、UV硬化型ワックス“ウィナップ”の施工にも積極的に取り組まれており、今や栄ビルサービスさんは『ウィナップTVFの伝道者』というべき存在です。